企業から見たNPOのイメージと寄付をする側の視点について

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2013年8月9日、名古屋市市民活動推進センターが主催する「NPO基礎理解講座」に参加してきました。

僕のNPOでの職歴は、緊急雇用から数えて3年になりましたが、案外基礎的な部分というのは抜けてしまいがちになっていたので、今回の講座を受講して大変勉強になったと感じました。

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この講座の中で、興味を惹かれた項目がありました。平成22年11月に、愛知中小企業家同友会が調査した「企業のNPOに対する印象」のアンケート結果でした。

企業から見た「NPOに対する印象」として
  • 何しているのかわからない(36.7%)…1位でした。
  • 特にイメージはない(23.8%)…3位。無関心ってことですね。
  • うさんくさい(17.6%)…5位。

上位5位までのうち、このような回答結果が3つを占めていました。一方、NPOの特徴の一つであると言われる「先進的」は全体の5.2%で9位。3年前のアンケート結果ですから、恐らくそれほど割合は変化していないと思われます。

ちなみに、2位は「行動的(24.3%)」で、4位は「友好的(22.4%」)」。上位5位までで見れば、NPOは企業から「行動的で友好的だけど、何しているのかわからない。だから、特にイメージはないんだけど、なんとなくうさんくさい」という、あまり良いイメージを持たれていないように感じます。

今日、あるNPO法人の方とお話していたんですが、「企業に寄付をお願いしても、なかなか集まらない。800の企業にお願いして、反響があったのは2%程度だった」というお話を聞いて、驚いてしまいました。企業に対するアプローチにもっと工夫が必要だったと本人は仰っていましたが、それでも2%というのは…。

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前述のデータは愛知県のデータですが、三重県の企業も同じように考えていると仮定した場合、三重県NPOが企業に対して「○○のために活動しています。どうか寄付をお願いします」とお願いしても、「何をしているのかわからない」「特にイメージはない」「うさんくさい」と思われている以上、そりゃハイとは言いづらいだろうな、と考えるのは容易に想像できます。

だから、こうしたNPO側の問題を解決するために、我々中間支援団体は「自分たちの活動を効果的にアピールしましょう」といった情報発信のためのセミナーを行います。セミナーを受講した団体が、活動をアピールすることによって、「何をしているのかわからない」という問題を解決することを目指すのです。もっとも、一朝一夕では効果が現れませんので、団体側も根気よく自分たちの活動を世間へアピールし続ける必要があります。

そこから、次のステップとして「寄付」のアプローチへとつなげる場合、「寄付」という行動と考え方を縦糸にした「寄付を受ける側(NPO)」を対象にした講座と、「寄付者となる側(企業・市民)」を対象にした講座が必要なんじゃないかな、と個人的に考えています。「寄付を集めやすくするためにはどうしたら良いのか?」という講座もありますが、お金を集めるためには、「お金を出す側の考え方を知る」ことも大事なのではないかと。

「企業にとっての寄付って何?」「市民にとっての寄付って何?」という「寄付を出す側の視点や考え方」を、もっともっと掘り下げていくと、寄付に対する意識が更に深まるんじゃないかな、なんて勝手に考えています。

極端に言えば、NPO等に寄付をしている市民や、人的資源を提供している企業の担当者に「あなたが(御社が)NPOに寄付を行う決め手となったのは何ですか?」みたいな、寄付を出す側から直接的な答えとその理由を聞く…それに近いことができないか、少し考えてみたいと思いました。そのNPOの、何に共感して寄付をしたのか。その答えを継続的に拾い上げていくことが、大切だと感じます。

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