小規模市民活動団体の情報発信について

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photo by pakutaso.com

Facebookで情報発信をすると何となく上手くいくかも、と思ってしまう?

このところ、職場を利用する市民活動団体から、「Facebookによる情報発信」というキーワードをよく耳にする。
Facebookが市民活動の情報発信として注目されているようだ。

どういう目的でFacebookなのかを聞くと、「なんとなく見ている人が多そうだから」
「画像を使った投稿が簡単そう」などなど。年配の方が多い団体からも問い合わせがあり、
「目新しくて、何となく成功しそうだから」と興味を抱かれているのかもしれない。

FacebookTwitterは“個人”が情報を発信するのに最適なツールだと思う

もし団体のメンバーに、既にFacebookを活用していて、ある程度使いこなしている人が数名いるのであれば、
Facebookでの情報発信も選択肢に入れても良いかもしれないけど、Facebookを使っているメンバーの割合が
少ない団体では、正直あまり無理をしないほうが…というのが、僕の個人的な考えであり意見だ。

FacebookTwitterは、どちらかといえば個人的な情報発信や共有に向いていると思う。
一方、団体でFacebookを使うとなると、どうしても「使える人」と「使えない人」が出てくる。
確かに、画像を簡単に投稿できて、いろんな人が見てくれるであろうという期待も分からなくはないけど、
団体の中で使えない人、見れない人が出てくると、団体内での情報格差を生み出してしまう危険性がある。

つまり、「使えない」「見れない」人にとっては蚊帳の外であり、何にも面白くないというわけだ。
市民活動団体の場合、こういうところから活動自体に対してのモチベーションが下がっていく場合もある。

情報発信の【柱】となるツールは?

団体の情報発信の根幹は、やはり『ブログ』。ブログに、jimdoやWixのような無料ホームページ作成サービスを
組み合わせて、地道に、毎日コツコツと発信していくのが、情報発信を成功させる堅実な道だと思う。

全国各地でNPO等の情報発信についてのセミナーを開催している、日本財団の山田泰久さんの講義でも、
「市民活動団体の情報発信の主軸はブログである。ブログで情報発信を行うことを見直そう」と仰っていた。
具体的には、

  • どんな些細なことでも良いので、日々の活動をブログに投稿する。このことが団体の活動記録となり、“データベース”としての役割も果たすようになる。
  • 更に継続して活動を行い、その内容をブログに残していくことで、第三者からの「信頼」へとつながっていく。「この団体はきちんと活動を行っているのだな。社会課題に向き合っているのだな」と認知される。
  • こうして、ブログを更新していくことにより「活動の継続性」「信頼性」「認知度」が向上し、情報発信として有益な効果が高まっていく。

というわけである。

皆さんも経験はないだろうか。「初めて聞いた名前の団体(企業)だな。一度検索してみるか」と思い、
その団体らしきホームページを開いてみたところ、何年も更新されておらず放置されている。ブログすらも更新されていない。
その時、その団体に対する第一印象はいかがだろうか。「怪しい」と感じてしまわないだろうか。

一方で、定期的にブログを更新している団体だと、「きちんと活動しているんだな」「連絡を取っても反応がありそうだ」と
いうことになり、最低限の「活動の継続性」「信頼」はクリアできるだろう。

また、ブログはパソコンに慣れていなくても更新が容易なので、例え現在更新を担当している人が更新できなくなっても、
他の誰かが更新できる、ということも考えられる。こうした面でも、ブログでの情報発信は容易かつ効果的だと言える。

そして、余裕とスキル+団体内のコンセンサスを得られるのであれば、思い切って動画に挑戦するというのも
アリだと思う。ハンディカムも安くなり、画質も向上してきた。Youtubeへのアップロードも随分と簡単になった。
少し頑張れば、団体のセルフプロモーションビデオも作れる…かもしれない。凝ったものでなければ、
家庭用のパソコンでも編集はできる。お手軽なFacebookTwitterに向かうのではなく、時間をかけてでも、
まずは直接訴えかけることができる情報発信ツールを活用するのが、成功へと辿りつくカギなのではないかと。

FacebookTwitterは、あくまでブログ等の補助的な役目として位置付けると良い。最初はブログと連携して、
更新情報を拡散するために使う、ということから入っても良いと思う。とにかく、最初から情報発信ツールとして
無理してメインに持ってくる情媒体ではないのかな、と感じる。

団体の活動を継続的に発進しやすく、且つメンバーが一番情報を共有しやすくて、誰もが発信しやすい方法を
選択し、地道に続けて行くことが、市民活動団体による情報発信の成功の秘訣ではないだろうか。

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