年をとった証拠かもしれないが。

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僕は小学生の頃から時代劇が好きでした。不登校だったこともあって、昼間に放送していた時代劇の再放送を、祖母と一緒によく見ていたことがきっかけだと思うのですが、メジャーな時代劇(暴れん坊将軍水戸黄門大岡越前、など)はほとんど見て、その後『必殺シリーズ』に傾倒し、シリーズ全作品を見たり、脚本家ごとの作劇の傾向や、監督ごとの演出のクセなんかを見抜いたりして、楽しんでいました。

一方、同時期に放送していた『鬼平犯科帳』『剣客商売』『御宿かわせみ』などの時代小説を原作とした時代劇はほとんど見ておらず、また面白さもいまいち分からなかったんですが……30歳を過ぎた今、『鬼平犯科帳』がめちゃくちゃ面白く感じながら見ています。演出、脚本、殺陣…そういった表面的なものではなく、長谷川平蔵が滲み出す優しさ、逞しさ、厳しさ…その感情を表現するための言葉や仕草、それを受け取る人たちの関係性が胸を打ち、心に染みてきます。もちろん、演者である中村吉右衛門をはじめ、ゲストにいたるまでの配役それぞれが芸達者だからこそ、物語に込められた想いみたいなものが伝わってくるのだと思いますが、それにしても面白い。

松本白鸚丹波哲郎が主役を務めた鬼平も面白かった記憶があるのだけど、ここまでストレートに“面白い”と思えるのは、吉右衛門版だけだな…という感じがします。ちなみに、萬屋錦之介版の鬼平は僕には合いませんでした。

今、テレビ愛知で第1シリーズから再放送が放送されていますが、仕事から帰ったあとに録画してある作品を見るのが、毎日の日課みたいになっています。これも、きっと良いストレスの解消法になっていることでしょうね。

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