きちんと見ておけば良かった時代劇

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今、CBCの16時からは『水戸黄門 第20部』を再放送している。この20部の中に「因果が巡る銘刀宗近(第36話)」という話がある。一本の名刀「宗近」が、次々と人の手を渡りながらストーリーが進んでいく話なのだが、これは、一つの「物」が登場人物を巡りながらドラマを作っていくという、作劇における「お約束」と言っても良い話。

この手の話には、他に『おしどり右京捕物車』の「簪(第12話)」などがあるが、こういうコンセプトの時代劇で、きちんと見ておけば良かったと後悔している作品がある。

剣 傑作選 DVD-BOX

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「一振りの無銘の名刀」が様々な物語を紡いで行く作品。この刀には、かの織田信長さえも魅了した不思議な魔力が宿っている。その刀を手にした人々が、時には振り回され、時には九死に一生を得て生活に安らぎを得るなどの多種多様な人間ドラマを一話完結で描いて行く作品。

脚本には橋本忍小国英雄、井出雅人といった黒澤映画を支えた脚本家から、『必殺シリーズ』の野上龍雄早坂暁、国弘威雄*1、他にも中島丈博などが参加。監督には工藤栄一中川信夫といったこれまた巨匠が参加した、まさに超ド級の時代劇だ。

実は、時代劇専門チャンネルに加入していた時代に何度か再放送の機会があったのだけれど、その頃はこういった作品(しかも白黒時代の作品)には興味がなくて、もっぱら『必殺シリーズ』だとか『大江戸捜査網』といった、ある種定番の作品ばかりを見ていて、本当齧る程度にしか見たことがなかった。今考えると物凄く惜しいことをしたな、もっときちんと見ておけば良かった、とかなり後悔している。

そこでDVD-BOXを買いたいところなのだが……やはり高いね。でも、時代劇好きなら、これくらいのお金を払ってでも見る価値のある作品だと個人的には思う。

全話ではないが、一部の話をレビューしたブログがあるので、興味があればご一読いただきたい。

青いblog
http://aoimon.blog7.fc2.com/blog-category-46.html

*1:国弘威雄は橋本忍の弟子。

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